奇跡のりんご
最近同じ本を何度も読み返している池上です
内容は農薬も肥料も使わずに
リンゴを作っている農家の人の話で
その本のタイトルは『奇跡のリンゴ』
近頃はブームになっているようなので
読んだ人も多いと思います
岩木山山麓に広がるリンゴ畑で
農薬を使わずにリンゴを作ろうと思ったのが始まり
八年間の研究と葛藤と極貧生活の末に
自分のリンゴ畑に食物連鎖のバランスが取れた
自然の状態を作り上げてしまうのです
その畑で穫れたリンゴを食べた人は
今までこんなに美味しいリンゴは食べたことがないと言い
そのリンゴには芯が無く、常温でも腐ることも無く
二年経っても甘いお菓子のようなリンゴの匂いがしているそうです
リンゴというのは甘くて大きな実になるように
品種改良を繰り返したために生命力が弱くなり
農薬無しでは育たないと言われています
農薬を使わずにリンゴを作るということは
今まで『絶対不可能』だと思われていたのです
何でこんな話をブログでしているかと言うと
この本を読んでいるうちに
リンゴ畑のリンゴが
農薬と肥料で育てられているリンゴが
薬と栄養ドリンクと加工食品とお菓子漬けになっている
運動不足の現代人に見えてきたのです
からだに良いと思えることでも
逆にバランスを失い病気の原因となり
薬無しでは生きられなくなってしまうくらい
体力が落ちてしまうこともあるのです
リンゴの木に農薬を使うのを止めてからの
害虫と病気に犯されている八年間の試行錯誤の行程が
不調を訴えている現代人の生活習慣の改善を
迫られているようでした
このリンゴ畑で穫れたリンゴは
インターネットで販売されると
10分で完売してしまうそうです
それはリンゴにとって良くないと思えることを
勇気を持って排除し続け
絶対不可能と言われたリンゴを育て続けた
その結果だと思います
あなた自身のからだも
生活習慣を改善して健康であり続けることで
オンリーワンのからだを目指してもらいたいと思います
そしてあなたの健康のための
手助けができればと思っています
Let me not beg for the stilling of my pain
but for the heart to conquer it.
痛みが静まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように。
(ラビンドラナード・タゴ-ル『果物採集』より 石川拓治訳)
本の中で引用されていて心に残った言葉です