【腰痛防止委員会】腰痛借金返済方法2
前回は
「腰痛借金の返済方法1」
丸まった腰を正しくそらす方法を
お話しました。
前回の補足ですが、
そらすことで
お尻からモモ裏の外側に
痛みやしびれが増える場合は、
そらす体操は中止して、
お医者さんに一度受診することを
ぜひおすすめします。
今回は、
そらすと上記の
お尻~モモ裏外側が痛む
のではなく、
反らすと腰が痛む、
という場合の対策についてお話しましょう!
本来、
立って前屈すると、
①腰骨がまず曲がる
②股関節がたっぷり曲がる
という順番で曲がっていくのですが、
①の段階で腰が痛い場合、
前屈の初期に動き出す、
腰骨がうまく丸まらない、
ということが問題になってきます。
典型的な例ですとこんな感じ。
↓ ↓ ↓
自分の前屈の姿を横から見ると、
わかるかもしれませんし、
誰かそばで腰骨が丸まらずに
まっすぐになっているかを
観察してもらうのも良いでしょう。
この場合、
腰骨だけにかぎると、
通常よりも前にずれている、
と言え、
「前すべりしている=すべり症」
と診断されている方もいるかもしれません。
ですから、
椅子に座り、
大きな枕やクッション、
タオルケットを丸めたものを
おかなに抱えて、
それに沿って背骨を丸めるようにしてみると、
前すべり状態がずいぶんと改善されます。
下手な図はこちら↓
(クッションがない場合は、
前屈しても赤破線のようなまっすぐ=すべった状態が
維持されやすいです)
このエクササイズをすると
反る=腰骨が前にずれる、すべる
ということに拒絶反応が出にくくなるので、
痛みがなくなることが多くなります!!
なお、前屈がたくさんできるかは、
上記②の股関節の動きにかかっていますので、
股関節と前屈については
また別の機会にお話したいと思います。