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2024.03.10

今月の院内報を掲載します


先月は、カラダの不調は病気以外にも、「機能低下」と呼ばれる原因があります、というお話をして、身近な例として、左右差を確かめることをお勧めしました。

 

例えば、ペットボトルの蓋を開けるのに、利き手側はできるけど、逆側ができない、とかの事例があります。

 

このように、あまり使っていないはずの側が不自由、という事態は結構発生していて、「機能低下」が原因となることがとても多いように感じています。

(ちなみに、利き手側が不調、となると、それは「使いすぎ」「アフターケア不足」が原因、ということになります!)

 

この「機能低下」は、健康診断で結果が出るような項目でしたら分かりやすいですね。しかし、それ以外、例えば、関節の動き、筋力の強さ(弱さ)、などは、定期的に検査する習慣ができていないので、いつの間にかひどい状態になっている、ということは珍しくないケースです。

 

勘のいい人なら気がついたかもしれません。

 

そうです。運動習慣がある人、家事などでいろいろな動きを日常的に行なっている人は、機能低下について気付くチャンスが多いのです。

「あれ、こんなことができなくなっている」と。

 

一般に運動習慣、というと【メタボ対策】が真っ先に頭に浮かびますが、何もエネルギー消費だけが運動の効果ではありません。

 

運動や多彩な動きは控えめに言っても、筋肉や骨を刺激します。

 

刺激された筋肉や骨は、動作のスムーズさ以外にも、免疫力を上げ、脳を刺激し、記憶力を増す、といったとても大切なはたらきを担当しています。

 

おもしろいですね。運動が得意で勉強がお留守な学生を「運動バカ」と表現した時代は、はるか昔の時代の間違った認識だったんですね。

 

ちなみに、同じ運動/動作でも

  • 使い慣れた筋肉を使う
  • なれない筋肉を使う

とでは、脳への刺激は違ってしまうようです。

  • 、②どちらの刺激が強いのか?

それは、②。

 

同じことばかりしていたら、生きる力も刺激されない、ということですね!




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