【からだドリル】健康ないものねだり
今回は、
あなたの健康にとって
有効と思える
「典型的な戦略=軸の見つけ方」について
お話したいと思います。
こんな例はいかがでしょうか?
あなたの目の前には
いただいた美味しそうな飲み物があります。
その飲み物はビンに入っていて、
ビンにはまだ栓がしてあります。
あなたは、
その飲み物を飲みたくてしょうがない。
でも、
栓抜きは身の回りにはない。
買いに行くには、お店が遠い、
もらった飲み物のために、栓抜きに金をかけるのはシャクだ、
などなど
色々な理由で
その先も栓抜きは手に入らない。
栓抜きという
ありきたりな道具さえあれば、
何の不自由もなく飲むことができた飲み物も、
道具がないと、
喉から手が出るほど欲しくなります。
だからこそ、
栓抜きの代わりになるものを
色々見つけ出そうと工夫します。
飲みたい、
という気持ちが強ければ強いほど、
色々なアイディアが浮かんできて、
アイディアを実際に
試しているうちに
栓抜きの代用案がほどなく見つかるようになります。
(実際に、歯で抜くとう危険な案ではなく、
引き出しの取っ手を使うとか、
細く丸めた紙幣を折り曲げてその角で抜くとか、
使える技は少なくないのです)
一方で
喉から手が出るくらいに
健康になりたいと思っている人に、
*食事を正しく
*休息をしっかり
*運動は適度に
と
「正論」をお話しするだけでは、
その効果にはギモンですよね?!
それはあたかも
栓抜きが手元にないのに、
ビンに入った飲み物を見せつけられるようなもの。
「手に入れようと思っても、
手にはいらないからこそ、
困っているんじゃないですか、まったく!!」
と逆にフラストレーションが溜まることさえ考えられます。
正論だけでは物足りません。
だからこそ戦略!
ここでは例えば
【代用】という戦略が大切になってきます。
そうです、
カラダにいいものを
金に糸目をつけずに好きなだけ食べる、
というのはお分かりの通り、
もはや戦略的ではないのです。
とくに
我々一般人にとって、
戦略という考え方の軸にそって
いいものの代わりになるようなモノやコトを
探したり、作ったりして、
ようやく理想的な環境を手に入れることができます。
工夫をすることで
限りなくいいものを食べたことと同じにしてしまおう、
ということが戦略性。
いわば、
野菜をお肉に見立てた精進料理みたいなもの、かな??
今日の結論
健康になるための理想的条件をしっかり理解しつつも、
手当たり次第に
目の前にチラついている「良いモノ」に飛びつかず、
遠くにあると思われる「良いコト」を追いかけず、
現実をしっかりわきまえて
代用できるものは代用することで
多くを手に入れるべき。