Archive for 日記



2019.09.26

【腰痛防止委員会】あぐらが下手で


今回は、

 

肩の具合が悪くて来院している70代男性のお話です。

 

最近は肩の具合がだいぶ良いと

ご機嫌だったのですが、

 

今日は、

「座って立ち上がるときに、腰がイテテテ、っとなるんだ」

とのこと。

 

 

カラダの要所をチェックしてみると、、、、、

 

 

尾骨

 

 

が、見事に右にひん曲がってましたぁ~!!
それにともなって、

 

左側のお尻~腰~背中にかけて

ひどくこわばっていたのです!

 

 

聞けば、

 

商工会会長などを歴任したこの方は、

 

宴席への参加もひんぱんで、

 

特にこのところは

 

座敷でのあぐらスタイルが

多かったそうです。

 

 

座り方を見させてもらうと、

 

見事なまでに

 

骨盤が落ちて尾骨を圧迫する座り方。

 

 

 

 

あぐらも、

 

足裏を合わせるスタイルではなく、

 

歪みが出やすい足組みスタイルでしたので、

 

なおさら尾骨を圧迫したようです。

 

 

 

その場で尾骨の圧迫、

ズレを修正したところ、

 

たちどころにこわばりは消え、

 

腰痛は消えてしまいました。

 

やれやれ!!

 

 

 

以前に

 

「椅子の正しい座り方」をお教えしていたので、

 

仕事中の姿勢に改善はあったのですが、

 

 

仕事と同じくらい多い、

 

「宴席」での座り方には目配りができず、

 

こちらとしても反省しきりでした。

 

 

 

悪い座り方で歪んでしまった尾骨(尾てい骨)は、

 

セルフケアはオススメできないのですが、

 

悪い座り方は避けられます。

 

 

座敷での座り方は、

お尻半分に座布団を敷き、

出来るだけ骨盤を立てるようにしましょう!

 

それが、

 

上の図のように骨盤が丸まっていると、

 

背中も丸まり、

首も前に突き出て、

思い切り尾骨が圧迫されるわけです!

 

 

 

この骨盤の形は、

 

床に座ってひざを立てて

 

ソファーを背にしてリラックス、

 

とも一緒で、

 

 

いわゆる体育座りです。

 

 

 

 

 

この座り方も尾骨を圧迫しますので、

(この画像ならば、腰骨自体にも相当

負担がかかっていますが><!)

 

あぐらでなくても

 

要注意です!!

 

 

 
尾骨は、背骨の先端で、

 

小さい骨ながら、

影響力は背骨全体に及ぶことがありますので、

 

 

ぜひ気を配ってみてください!!

 

 

 

 

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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2019.09.19

【腰痛防止委員会】美術館を歩いて腰痛に 筋トレはまだやるな


前回は、

 

腰痛は生活に支障をきたす病気の第一位、

ということ、

 

でも、

病気としてはそれほど重症ではなく、

うっとおしい腰痛のせいで、

 

「生活が不活発になること」が

腰痛の本質的な問題点です、

とお話しました。

 

今回は、

 

LINE@にいただいた個別質問への答えをシェアします。

(下記のLINE@にワンクリックでご登録いただければ、

個別質問が可能です!)

 

そのご質問は

 

「不活発な日常に危機感を持ち、

久しぶりに美術館に行ってみました。

 

のんびりとした良い時間でしたが、

長い時間館内を歩くことは、

腰には負担だったようです。

 

腰痛は危険な病気ではない、

とのことですが、

 

私の腰痛は例外的に重症なのでしょうか?」

 

といった内容でした。

 

 

 

そうですね。

 

私の記事を読んでいただいて、

「不活発な生活」の問題点を理解していただき

本当にありがとうございます。

 

そして、

 

美術館に足を運んで、

行動に移された実行力が素晴らしいですね!

また、

 

せっかく活発に外出してみたものの、

腰痛が悪化したことで、

不安になってしまったお気持ちをお察し申し上げます。

 

 

勇気あるご質問に敬意を表し、

 

 

ここでは、

 

 

「一歩ずつ」

 

という言葉を提案させていただき、

 

今後、生活を活発にしていく方向性として

参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

この事例でもあるように、

 

思い立ったが吉日、

ということで、

 

外出をされたわけですが、

 

いきなりハードルが上がった感がいなめませんね!

 

 

ここで有名人の

有名な「一歩ずつ」の成功例をシェアしたいと思います。

 

 

その方は、

 

三浦雄一郎さん。

 

53歳で世界7大陸の

もっとも高い山からスキーで滑走し、

世界にその名をとどろかせた人です。

 

 

その後冒険家を引退。

 

暴飲暴食がたたり、

メタボになり、

 

余命3年宣告を受けた。

 

 

そんな三浦さんが

 

70歳でエベレスト登頂に成功するのですが、

 

 

引退から登頂成功に至るまでは、

 

自宅の裏山すらまともに歩けない状況から、

 

足や背中に重りをつけ、

 

その重りを少しずつ増やしていった、

 

 

慎重な準備があったようです。

 

 

 

実績十分な冒険家でさえ、

 

復活にはこのような準備が必要です。

 

 

一般人である私たちが、

 

不活発な生活を活発に変えていくためには、

 

 

三浦さん以上の慎重さ、

 

ちょっとずつチャレンジのハードルを上げていく、

 

そのような姿勢が大切になるのですね!

 

 

 

この事例を参考に、

 

ご質問をいただいた方へは

 

「美術館やショッピングなど、

ゆっくり歩くことは、

意外と負担が大きいので、

 

みる時間、場所を、

まずは、少なく限定してみてはいかがでしょうか?

 

そして、疲れが残らないようなら、

次回は、もう少し長く、多くの作品を鑑賞するように、

チャレンジしてみる。

 

決して、一回きりで全てを終わらせないようにするのも

長続きのコツかもしれません」

 

というアドバイスを

 

まずはお送りしたいと思います。

 

 

間違っても、

 

もっと体力をつけよう、

 

ということで

 

 

やおら筋トレを始めたりはしないでくださいね!




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2019.09.13

【腰痛防止委員会】厄介者から教わる本質


今回は、

 

腰痛防止の原点に戻ります!

 

 

まずは、2つの数字をご覧ください。

 

 

 

一つめは、

 

世界機関(WHO を含む)によると

 

「生活に支障をきたす病気の

第一位が腰痛」

 

ということ。

 

 

二つめは、

 

「腰痛の85%は

原因を特定できない」

 

というものです。

 

 

 

腰痛は日本人だけの問題ではない、

 

世界的に深刻な「病気」。

 

 

ただし、

 

深刻なのに

「ほぼほぼ原因がはっきりしません」

 

というトホホな現状なのです。

 

 

原因が特定できていないのに、

 

 

例えば

 

東大病院のウェブサイトでは

 

「青信号」腰痛として

「危険ではない」と断言しています。

 

私個人としては、

 

この断言はいかがなものか?

と疑問視していますが、

 

逆に言えば、

 

「危険ではないのに、

生活に支障をきたす」

 

という厄介なもの、

 

それが腰痛なんですね!!

 

 

 

想像してみてください。

 

 

 

あなたが

 

毎日の生活を思うように過ごせない時、

 

精神的なストレスとは無関係だ、

 

と言い切れるでしょうか?

 

 

ストレスを感じる方がほとんどだと思います。

 

 

 

そして、

そのストレスが原因で

 

気持ちが晴れない

 

不安になる

 

落ち込む

 

といった心理上の問題が加速するのです。

 

 

そして、

 

その心理的なブレーキが、

 

実際の行動をしばりつけてしまうことになります。

 

 

外出がおっくうになる

 

家の中でも動かない

 

運動を回避する

 

などの

 

 

「不活発な生活」をどんどん生み出してしまうのです!

 

 

もちろん、

 

ストレスが

カラダの色々なはたらき、

 

例えば免疫だったり、

 

例えば活性酸素のダダ漏れだったり

 

直接的な悪さもするわけです。

 

 

 

 

 

ここで

「ピン!」ときた方はさすがです。

 

 

 

これまでも

 

このブログで書いてきた

 

「新しい”リハビリ”という考え方」

 

の中にもたびたび登場する

 

 

「生活不活発病」

 

という

 

「生活習慣病の隠れた原因」

 

とも呼ばれる病気と

 

 

この腰痛が

 

ぴったりマッチするわけですね!

 

厄介者!!

 

 

カラダのあちこちで起こっているトラブル、

 

カラダのあちこちでこれから起こるであろうトラブルは、

 

 

実は、

 

 

見えないところで、

 

 

つながっている。

 

 

 

 

生活に支障をきたす病気No.!の腰痛を

 

ブログのテーマとして独立させているのも、

 

このためです。

 

 

 

生活不活発病という切り口で整理すれば、

 

腰痛以外の辛さであっても

 

カラダのいたるところに発生するトラブルに

共通なポイントを

 

皆さんと解決法とともに共有したかったからなんです!!!

 

 

 

 

次回も月曜日に委員会会報をお送りします。

 

この厄介な腰痛をやっつけるために

 

いっしょに頑張りましょう!!




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