【腰痛防止委員会】美術館を歩いて腰痛に 筋トレはまだやるな
前回は、
腰痛は生活に支障をきたす病気の第一位、
ということ、
でも、
病気としてはそれほど重症ではなく、
うっとおしい腰痛のせいで、
「生活が不活発になること」が
腰痛の本質的な問題点です、
とお話しました。
今回は、
LINE@にいただいた個別質問への答えをシェアします。
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個別質問が可能です!)
そのご質問は
「不活発な日常に危機感を持ち、
久しぶりに美術館に行ってみました。
のんびりとした良い時間でしたが、
長い時間館内を歩くことは、
腰には負担だったようです。
腰痛は危険な病気ではない、
とのことですが、
私の腰痛は例外的に重症なのでしょうか?」
といった内容でした。
そうですね。
私の記事を読んでいただいて、
「不活発な生活」の問題点を理解していただき
本当にありがとうございます。
そして、
美術館に足を運んで、
行動に移された実行力が素晴らしいですね!
また、
せっかく活発に外出してみたものの、
腰痛が悪化したことで、
不安になってしまったお気持ちをお察し申し上げます。
勇気あるご質問に敬意を表し、
ここでは、
「一歩ずつ」
という言葉を提案させていただき、
今後、生活を活発にしていく方向性として
参考にしていただければと思います。
この事例でもあるように、
思い立ったが吉日、
ということで、
外出をされたわけですが、
いきなりハードルが上がった感がいなめませんね!
ここで有名人の
有名な「一歩ずつ」の成功例をシェアしたいと思います。
その方は、
三浦雄一郎さん。
53歳で世界7大陸の
もっとも高い山からスキーで滑走し、
世界にその名をとどろかせた人です。
その後冒険家を引退。
暴飲暴食がたたり、
メタボになり、
余命3年宣告を受けた。
そんな三浦さんが
70歳でエベレスト登頂に成功するのですが、
引退から登頂成功に至るまでは、
自宅の裏山すらまともに歩けない状況から、
足や背中に重りをつけ、
その重りを少しずつ増やしていった、
慎重な準備があったようです。
実績十分な冒険家でさえ、
復活にはこのような準備が必要です。
一般人である私たちが、
不活発な生活を活発に変えていくためには、
三浦さん以上の慎重さ、
ちょっとずつチャレンジのハードルを上げていく、
そのような姿勢が大切になるのですね!
この事例を参考に、
ご質問をいただいた方へは
「美術館やショッピングなど、
ゆっくり歩くことは、
意外と負担が大きいので、
みる時間、場所を、
まずは、少なく限定してみてはいかがでしょうか?
そして、疲れが残らないようなら、
次回は、もう少し長く、多くの作品を鑑賞するように、
チャレンジしてみる。
決して、一回きりで全てを終わらせないようにするのも
長続きのコツかもしれません」
というアドバイスを
まずはお送りしたいと思います。
間違っても、
もっと体力をつけよう、
ということで
やおら筋トレを始めたりはしないでくださいね!